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描画速度 13 years 11 months ago #424

  • KIhara
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次世代シーケンサーでデータを産出した後は、リファレンスにマッピングして、 Bamファイルを作成し、そのBamファイルを読み込んで、タグが貼り付いている様子を確認します。 Gene Travelerだと、この作業が、嫌になるほど遅く、Windowのサイズを変更しただけでも、随分時間がかかります。IGVを利用すると、読み込みも早く、表示もかなりスムーズに感じます(同じJavaを使用しているソフト)。操作速度は非常に重要なファクターだと感じていますが、これは大きくは変更できないでしょうか?常に、どこまでの情報を引っ張っているか?だけの差のような気がします。
あと、IGVにあるようなゲノム上の位置に数値を入れて移動できる機能は、欲しいですね。
 よろしくお願い致します。
すいません、この質問(お願い)は、Gene Traveler のフォーラム宛でしたね。

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Last edit: by KIhara. Reason: フォーラム間違い

何段階かに分けて描画速度の高速化を図りつつあります。 13 years 11 months ago #425

  • akr-sp-1212728882
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GTの描画速度が遅いのはいくつかの原因が重なっています。
1.スプリットされたゲノムが切り替わる度にファイルI/Oが必要なこと。
2.不必要な再描画イベントが存在したこと。
3.Greedyな描画が適用されていないこと。
4.Short Readの配列を全部保持していること。

「1」が原因となる描画速度の低下は、スプリットするサイズの最適化と読込み方法の変更で2倍程度までは速くできるものと考えられます。
「2」が原因となる描画速度の低下は、現在しらみつぶしに問題箇所を探しており、次第に改良されつつあります。
「3」が原因となる描画速度の低下は、特に同じピクセルに何重にも描画しているものを最前面の1つに限定することにより、かなり大幅に改善できるものと考えられます。
「4」が原因となる描画速度の低下は、今後の最大の改善策の一つであり、最初から全部ロードせずに、配列表示のリクエストがあった場合にのみ、その範囲の配列をロード・表示する方法に変更することで解決する予定です。

なお、ゲノムの指定位置に飛ぶ機能は、Version 1.3.20 にて追加されました。
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Last edit: by akr-sp-1212728882.

トピックをGTに移動しました 13 years 11 months ago #426

トピックをGTに移動しました。
→ GT User Request
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Re: 何段階かに分けて描画速度の高速化を図りつつあります。 13 years 11 months ago #427

  • KIhara
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ご回答ありがとうございます。

とにかく通常の作業が、どれだけストレスなくできるか?は、そのソフトを使用する為の必要条件だと思います。
よろしくお願いします。

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32bit時代から64bit時代への意識変換 13 years 11 months ago #428

  • akr-sp-1212728882
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32-bit Javaの時代は、2GBまでしかメモリーを使用できなかったため、様々な工夫をしてきました。GTにもそのなごりがまだ残っています。IGVは、メモリーが充分にある場合は、一旦全データを読み込めばその後の操作は早くなります。しかし、メモリーが足りない場合は、Swapが発生して動かなくなります。一方、GTはメモリーが少ないローエンドのコンピュータでも次世代シーケンサのデータ解析ができることを売り物にしてきたのですが、もうそろそろこの看板を外そうと思います。
GTの速度改善の方針としては、もう少しハイエンドのコンピュータをターゲットとして、それに適合したメモリー使用策を図りたいと思います。
本日の社内開発会議で、物理メモリーがある場合はCoverage Depth Profileの描画に必要なデータのI/Oを最初の一回だけにする方向で改良することに決定しました。

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Last edit: by akr-sp-1212728882.

GT version 1.3.21での改善 13 years 11 months ago #429

  • akr-sp-1212728882
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GT Version 1.3.21 がリリースされ、以下の課題が改善されました。
1.閲覧ウィンドウ全体や、各パネル(ペイン)をリサイズした場合にre-drawingが実行された問題は、再描画を抑制するように改善されました。

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