ゲノム全体を等塩基長のPCR産物でカバーする大量一括プライマー設計です。
ゲノム全体をカバーする一定塩基長PCR産物を生成するプライマーセットを一括して設計します。
隣り合うPCR産物同士のオーバーラップ塩基長を指定できます。
一回の設計ではプライマーを設計できなかった塩基配列領域に対して、条件を緩めながら繰り返し設計を実行できます。
準備するもの、使用するソフトウェア
テンプレートとなるゲノム塩基配列ファイル(DDBJ, EMBL, GenBankおよびFASTAフォーマット)
実装 Edition:
GE, AE, DS, GT
操作
テンプレートゲノム塩基配列ファイルをメインフィーチャーマップにロードします。メニューからCloning -> PCR -> Whole Genome Covering Primer Design ボタンをクリックします。
Whole Genome PCR Primer Design ダイアログが表示されます。

Amplify Length テキストフィールドに増幅されるプロダクトの塩基長を入力します。
Overlap Length テキストフィールドに隣り合うPCR産物同士の希望オーバーラップ塩基長を入力します。
プライマー設計の詳細なパラメータ設定を変更する場合には、「Show Parameter]をクリックします。
Start Designボタンをクリックします。設計が開始されます。
設計中は進捗メッセージが表示されます。

設計が終了すると、Primer Design List ダイアログが表示されます。

Select 0 Count ボタンをクリックします。
Reverse Selected ボタンをクリックします。
右側ペインに設計できた領域のPrimer Setのリストが表示されます。

Select 0 Count ボタンをクリックします。
Primer Setが設計できなかった領域だけにチェックされます。

Iterate Designボタンをクリックして、設計できなかった領域に対する再設計を行います(このとき、Primingパラメータを若干変更してから再設計します)。
ゲノム上に設計できなかった領域がなくなるまで、繰り返します。