ゲノムマッピング
ゲノム塩基配列(複数可能)上へ様々な配列をマッピングし、フィーチャーとして登録することが可能です。
マッピング可能な配列
- EST/cDNA塩基配列ファイル
- 複数ゲノム配列上へのEST/cDNA塩基配列ファイル
- アミノ酸配列ファイル
- dbSNP配列ファイル
- JSNP配列ファイル
- ABI/SCFトレースファイル
- アレイプローブ配列ファイル
- Affymetrix
- Nimblegen
- Agilent
- PCRプライマー配列
- 制限酵素認識配列
サブカテゴリ
フィーチャーマッピングは、エキスポートされたフィーチャーデータをゲノム配列上にマッピングし、そのゲノム配列のフィーチャーとして登録する機能です。
マッピングする位置を同定する方法は、フィーチャーの位置情報によるものと、フィーチャーの塩基配列を用いて、相同性検索により位置を同定する方法があります。
EST(cDNA)マッピングとは、EST(cDNA)塩基配列ファイルを、参照ゲノム塩基配列上にその相同性を利用してESTが由来するゲノム位置を同定し、その位置にEST(cDNA)フィーチャーを登録する機能です。
ESTライブラリーによっては、局所的に冗長度が高く、ゲノム上の同一部位に多数のESTフィーチャーがマッピングされる場合があります。
このような局所的に冗長度の高いESTマッピング結果をフィーチャーマップ上に描画するために、Pack Laneというフィーチャーレイアウト機能があります(詳細は、FLS:Feature Layout Style, Pack Laneを参照ください)。
ESTマッピングには、2種類あります。
- カレントメインフィーチャーマップに表示されている塩基配列上にマッピングする方法
- 複数のゲノム塩基配列を指定して、指定された複数の塩基配列ファイルにマッピングする方法
トレース波形マッピングは、キャピラリーシーケンサーからのトレース波形データを由来するゲノム塩基配列上にマッピングする機能です。
トレース波形ビューアを使用すると、アラインメントされたトレース波形を閲覧することができます。
gbSNPやjSNPの変異データを対応するゲノム塩基配列上にマッピングする機能です。
アミノ酸配列を参照ゲノム塩基配列上にマッピングし、新規フィーチャーとして登録します。
指定したアミノ酸配列(複数可能)を、現在フィーチャーマップとして表示されている参照ゲノム上にマッピングし、ヒットしたエントリーを新規フィーチャー(mRNAなど)として登録します。
マッピングには、tBlastNのアルゴリズムが使用されます。
マッピング結果は、3タイプに分類されます。
- 入力アミノ酸が、完全に参照ゲノム塩基配列にマッチした場合
- 入力アミノ酸が、不完全に参照ゲノム塩基配列にマッチした場合
- 入力アミノ酸配列が、まったくマッチしない場合
前者2タイプの結果は、参照ゲノム上に新規フィーチャーとして登録することができます。たとえば、完全マッチ配列を、mRNAフィーチャーとして登録し、不完全マッチ配列は、miscRNAフィーチャーとして登録することができます。
新規登録されるフィーチャーの任意のQualifierに同一のValueを設定できます。また、Qualifier /locus_idに指定した接頭文字と、任意の桁数をもち、任意の数値から開始される連番を登録することができます。
イントロンをもつ真核生物の場合は、エクソン・イントロン領域を識別してマフィーチャー登録されます。
イントロンの最大塩基長を制限できます。
アレイ解析を実行する前に、対象ゲノム塩基配列に対して、タイリングアレイプローブをマッピングし、各プローブのゲノム上の位置と情報をフィーチャーとして登録しておく必要があります。
アレイの発現データは、プローブ毎に得られるため、発現ファイルをロードすると、個々の発現量情報は、各プローブのフィーチャー上に転記されます。
IMCでは、ゲノム配列上に同定された各CDSフィーチャーのBlast検索結果をそれぞれのフィーチャーのQualifierとして保存することができます。
外部のサーバなどでBlast検索した結果をBlast検索結果マッピング機能を使用して、カレントゲノム配列にマッピングすることにより、これらの相同性検索結果を各CDSフィーチャー上に書き込むことができます。
予めFeature Key Search結果をエキスポートし、それらをクエリー配列として使用することにより、Blast検索結果を正しくマッピングすることができます。
次世代シーケンサー(NGS)のReadをゲノム上にマッピングする機能です。
以下のソフトウェアに実装されています。
GenomeTraveler