フィーチャーレーン の選択領域を増幅する PCRプライマー を設計します。
選択領域と設計される プライマー の位置については、2種類の設定が可能です。
1. 選択領域の外側に フォワード・リバースプライマー を設計し、できるだけ プロダクト塩基長 が短くなるようにします。
この場合は、選択範囲の外側に設計できる範囲(黄色で示された範囲)を設定し、それを超える位置には設計できません。
デフォールト値は1000bpで、このパラメータは変更することができます。

2.選択領域の内側に フォワード・リバースプライマー を設計し、できるだけ プロダクト塩基長 が長くなるようにします。
この場合は、最小プロダクト塩基長 を設定し、それ以下の短いプロダクトは設計できません。
デフォールト値は、100bpで、このパラメータは変更することができます。
また、設計されるプライマーの位置を固定するオプションがあります。

また、プライマー位置 に 制限酵素認識部位 などの特定の フィーチャーキー の フィーチャー がある場合は、そのフィーチャーを避けて重ならない位置にプライマーを設計するオプションがあります。
フィーチャーキー 別に避けるか避けないかを設定できます。
たとえば、選択領域の外部にプライマーを設計し、その範囲が薄い黄色の範囲であっても、「フィーチャーを避ける」設定にした場合は、フィーチャーと オーバーラップ する領域にはプライマーを設計しません。

操作1
- 選択領域を変更する場合(ドラッグして選択した場合は、開始・終了位置が希望位置からずれる場合があります)選択領域がある場合は、設計ダイアログ の上部に「Partial Selection」が赤で表示されています。
- Range欄のFrom: To:それぞれの 入力フィールド には現在選択領域の開始位置と、終了位置が赤で表示されています。

- FromとToのそれぞれの入力フィールドに直接ゲノム位置を入力します。

- 「Change」をクリックします。
- 選択領域の範囲が変更されます。
操作2
- 選択領域の外側に PCRプライマー を設計する場合選択領域上でマウス右クリックします。
- メニューが表示されます。
- メニューから「PCR Primer Design」を選択します。

- 選択領域用「PCR Primer Design」実行ダイアログ が表示されます

- 「Show Parameter…」をクリックします。
- ダイアログ が拡大され、実行パラメータ が全部表示されます。

- 「Parameters」欄の「Outsides」ラジオボタン をオンにします。

- 「Start Design」をクリックします。
- 実行中は「Wait!」進捗メッセージが表示されます。
- 実行が完了すると、「Primer Design List」ダイアログが表示されます。

- 「Primer Design List」ダイアログの1行をクリックします。
- フィーチャーレーン の選択領域を含む、PCRプロダクト の領域が青色でカラー表示されます。

- 続けて、プライマー登録、PCR実行、フィーチャーとして登録、リストの CSVファイル 出力などの処理が可能です。
操作3
- 選択領域の内側にPCRプライマーを設定する場合「Show Parameter」クリックまでは「操作3」と同じです。
- Parameters欄の「Insides」ラジオボタンをオンにします。

- 「Start Design」をクリックします。
- 実行中は「Wait!」進捗メッセージが表示されます。
- 実行が完了すると、「Primer Design List」ダイアログが表示されます。

- 「Primer Design List」ダイアログの1行をクリックします。
- フィーチャーレーンの選択領域を含む、PCRプロダクト の領域が紫色でカラー表示されます。

- 続けて、プライマー登録、PCR実行、フィーチャーとして登録、リストのCSVファイル出力などの処理が可能です。