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IMC i04C 2つのDNA断片のライゲーション

2つの異なる DNA配列 同士をライゲーションして、1本の DNA塩基配列 を生成します。

操作

  1. 2つのDNA配列を メインカレントディレクトリー にロードします。
  2. ここでは サンプルデータ である Bsub_50kb.gbk 配列を予め特定の 制限酵素(BamHI)で消化切断した DNA断片配列 をサンプルとして使用します。
  3. これらの断片は1つの 制限酵素 で 消化切断 したため、同じ 末端形状 を持っています。
  4. メニューから Cloning -> Ligation -> Simple Ligation を選択します。
  5. Ligation ダイアログ が表示されます。
  6. Self Ligation チェックボックス にチェックされていた場合は、チェックを外します。
  7. ライゲーション する2つの断片を選択します。
  8. 1つを 1st ラジオボタン で選択し、もう1つを 2nd ラジオボタン で選択します。
  9. End Check チェックボックス はチェックしておきます。
  10. 「Ligation」をクリックします。
  11. 確認メッセージ「Ligation?」が表示されます。
  12. 「はい(Y)」をクリックします。
  13. ライゲーション 実行が開始されます。実行中は 進捗メッセージ が表示されます。
  14. 完了すると「Ligation List」ダイアログ が表示されます。
  15. このリストには、2つの断片から生成されるすべての産物の組合せが表示されます。
  16. このリスト中の産物には、互いに 逆相補鎖 側からみた産物も含まれます。
  17. 物質としてはまったく同一のものとなりますが、ここでは 逆相補鎖 からみた配列を異なる配列として、リストしてあります。
  18. Select All」をクリックします。
  19. リスト上の全 ライゲーション の配列にチェックされます。
  20. 「Load…」をクリックします。
  21. 直ちにロードが実行され、完了すると 完了メッセージ が表示されます。
  22. 同時に メインカレントディレクトリー に選択された全部の ライゲーション産物 の配列がロードされます。
  23. 生成された4つの ライゲーション産物 の関係は、これらを レファレンスフィーチャーマップ にコピーして並列に閲覧するとよく判ります。
  24. コピーする先の レファレンスディレクトリー を右クリックします。ポップアップメニュー が表示されます。
  25. 「Change Current Directory」を選択します。
  26. 確認メッセージ「Change Current Directory?」が表示されます。
  27. 「はい(Y)」をクリックします。
  28. コピー先が カレントレファレンスディレクトリ― となります。
  29. メインディレクトリー に戻り、生成された4つの配列を全部選択します。
  30. その上で、マウスクリックします。
  31. ポップアップメニュー が表示されます。
  32. 「Copy to Ref」を選択します。
  33. 生成された ライゲーション産物 配列が全部 カレントレファレンスディレクトリー にコピーされます。
  34. レファレンスフィーチャーマップ 上の4つの ライゲーション産物 配列を眺めてみます。
  35. 第1レーンと第4レーン、および第2レーンと第4レーンの配列は互いに 逆相補配列 となっていることが判ります。

 

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